一般歯科 GENERAL

一般歯科 GENERAL

一般歯科は虫歯や初期的な歯のトラブルを起こした際に、まず受けて頂く治療を指します。応急処置が必要な場合は、先に治療を行う事もあります。
適切な処理を行ったうえで、専門治療を行っていくか、またはその後の予防方法等をご案内しております。

Hypersensitivity 歯がしみる!知覚過敏かも…

食べ物や飲み物を口にするたびに歯がしみる。これは、虫歯と知覚過敏症の両方の可能性があります。いままでは何でもなかったのに、冷たい物を飲食したり、歯ブラシの毛先が当たったり、風が当たるだけで「歯がしみる」症状が出たら、それはまさに知覚過敏かもしれません。

歯ぐきがやせて下がってくると、歯の根の象牙質部分が露出します。 象牙質には象牙細管の入口である小さな穴が無数にあいており、刺激の伝達に関わっています。刺激を受けると、その刺激が神経に伝わり歯がしみます。これが知覚過敏症です。知覚過敏の症状として、一時的に歯がしみるだけで、その痛みは持続しない事が多いです。
しかし、知覚過敏を放置していると、歯髄炎という神経の病気になる可能性があるので、注意が必要です。歯がしみたら我慢せず、早めに受診しましょう。

歯が痛い!虫歯を放っておくと大変なことに…

歯の病気の中には初期段階では自覚症状が少なく、本人が気づく頃にはかなり重症になっているケースは少なくありません。虫歯の治療は早ければ早いほど、治療期間も短く費用もかからず、患者様の負担も軽く簡単な治療で済むことがほとんどです。歯に違和感を感じたらどんなに小さな症状でも、早めにご来院ください。

下の表は虫歯の進行度合いを表しています。番号が大きくなるほど虫歯は大きく治療も困難になっていきます。最悪の場合は抜歯をしなければならないケースもあります。大切な歯を失う前に、早期治療を心がけましょう。

  1. Caries Grade 0 う蝕第0度

    奥歯のかみ合う面(咬合面)の溝にできた初期虫歯を、歯を削らないでシーラントというフッ素を含んだ樹脂でコーティングし、再石灰化を促進させ、初期虫歯を治す方法です。
    (虫歯の進行が早い場合は治せないことがあります。)

  2. Caries Grade 1 う蝕第1度

    歯に小さいくぼみが出来ていますが、歯の象牙質や神経までは進行していませんので、痛みは特に無い状態です。 虫歯に犯された部分を削り取り、その部分を樹脂で塞ぎます。

  3. Caries Grade 2 う蝕第2度

    虫歯が象牙質の大部分まで進行しており、歯の痛みを感じる状態です。キリキリしたり、冷たいものを口にするとしみたりします。
    虫歯の部分を削り取り、詰め物がしやすいように形を整え、金属や樹脂で塞ぎます。この時点で治療すれば神経をとらずに済みます。

  4. Caries Grade 3 う蝕第3度

    虫歯が歯の神経(歯髄)まで進行しています。歯の痛みをかなり感じる状態です。ここまで進行してしまうと神経を取らなければいけないでしょう。歯に栄養を与える神経が無くなると歯はもろくなり、欠けやすくなります。

  5. Caries Grade 4 う蝕第4度

    虫歯が完全に進行してしまい歯の根しか残っていません。顎の骨まで虫歯が進行しているとひどく痛んだり腫れたりします。抜歯をするか、症状によっては根管の治療を行ないます。こうなる前に急いで治療しましょう!

Treatment process 治療の流れ

  • 01

    初診

    まず問診票に記入していただきます。一番気になるところはどこか、治療に関する心配な点や疑問点などについてお話を伺います。

  • 02

    検査

    口腔内を拝見させていただきます。(現在の状態を記録します)
    必要に応じて下記の検査をいたします。
    ・レントゲン撮影
    ・口腔内写真撮影
    ・歯の模型を作るための型取り

  • 03

    診断・治療計画

    上記検査結果を十分に検討したうえで患者様に最適な治療方針をご説明させていただきます。
    (治療方法・期間・費用など)治療方針について患者様と十分に話し合い、納得していただいたうえで治療を開始いたします。

  • 04

    治療開始

    治療中、気になることは何でもお気軽にご相談下さい。

  • 05

    定期検診

    治療終了後は予防のために定期検診をお勧めしています。期間は患者様個人により様々ですが、3~6ヶ月に1度のご来院していただき、歯周組織・歯・修復物のチェック及びクリーニングを行います。

どうやって虫歯に
なっていくの?

私たちのお口の中には、約300~400種の細菌が存在すると言われております。虫歯が生まれる原因は、その中の虫歯菌(ミュータンス菌)が食事の後に残った食べカスなどの糖をエサにしてグルカンを作り出すことから始まります。このグルカンは糊(のり)のようにべたついており、歯の表面や隙間に付着して虫歯菌を集め、細菌の塊を生み出します。これを歯垢(プラーク)と呼びます。

そしてこの歯垢が歯を溶かす酸を放出します。歯垢が付着したままの状態が続くと、止まることなくどんどん歯は溶かされ虫歯が進行していきます。最初はちょっとした歯のくぼみでしかなく、少し黒ずんでいる程度ですが、菌の進行が進むと歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、末端神経の通った象牙質に到達することで、痛みを伴う虫歯となります。

また、初期段階の虫歯は症状がほとんどなくご自分でチェックを行うのは難しいでしょう。そのため歯科医院での定期的な検診を受けて早期発見を心掛けましょう。歯をほとんど削ることなく簡単な治療で治れば、歯に負担を与えずに済みます。それに加え、歯科医院で専門の器具を使用した歯石取りやクリーニングは予防効果が高いため検診の際に一緒に行うことをオススメします。

  • STEP 01

    お口の中には虫歯の原因となる虫歯菌が存在します。

  • STEP 02

    私たちが食事をすると虫歯菌が糖をエサにしてグルカンを作り出します。

  • STEP 03

    グルカンは歯と虫歯菌を強く結びつけます。この細菌の塊を歯垢と呼びます。

  • STEP 04

    歯垢が歯を溶かす酸を放出し、虫歯が出来上がるのです。

To prevent 二度と虫歯に
ならないために…

一度治療したからといって、それで虫歯の危険性がなくなったわけではありません。「何が原因でその歯が虫歯になったのか」をしっかり理解することがこれからの予防に繋がります。歯は一度失うと二度と生えてくることはありません。

当院では虫歯の原因をきちんと説明してご理解いただき、ブラッシング指導や口内清掃など万全や予防治療をしっかり行い、二度と虫歯にならない歯を目指していきます。その為には定期健診をしっかり行っていきます。

お問い合わせ タップで電話する